Subversionの属性について調べた
■属性
Subversionには2種類の属性を設定できます。 1つはバージョン管理を行う属性でファイル、ディレクトリに設定できる属性です。 もうひとつはバージョン管理を行わない属性で、各リビジョンとトランザクションに設定できる属性です。 バージョン管理を行う属性の変更では、コミットをおこなわない限りレポジトリに反映されません。 属性には属性名と値で構成されています。 属性値にはいくつか予約されている名前があります。 「svn:XXX」と記述されている属性名はSubversionが使用している属性です。 具体的には第9章 Subversion 完全リファレンス Subversionの属性に記述してあります。 また、属性名は人間によめるテキストである必要がります。 属性の名前は 文字、コロン(:) あるいはアンダースコア(_) で始まり、その後では数字、ハイフン(-)、ピリオド(.) も使えます 値はテキストだけでなく、バイナリデータをも指定できます。 たとえば、jpegファイルの属性値としてサムネイルの画像ファイルを与えることもできます。 なお、ファイルに与える属性はファイルに埋め込まれるわけでなく、隠しフォルダ「.svn」の中にあります。 つまり、電子メールなどでファイルのみを送信した場合に、その属性値はなくなるということです。 その他詳細は下記を参照してください。 http://www.caldron.jp/~nabetaro/svn/svnbook-1.7/html-chunk/svn.advanced.props.html ■属性の自動設定 属性値を自動で設定することもできます。 それにはconfigファイルのauto-propsを使用します。 TortoiseSVNの場合は設定画面の「編集」ボタンを押下すると、configファイルが開きます。 enable-auto-props を yes にしたうででauto-propsセッションを修正してください。 設定ファイルの例:
これはクライアントごと全てにおこなわなければなりません。 サーバーサイドのリポジトリーのフックを使用してコミット時に自動で属性値を設定することを思いつくかもしれませんが、これは避けるべきです。 クライアント側はサーバーサイドが行った処理を検知する術がありません。トランザクションを勝手に書き換えるというのは望ましいものではないです。 サーバーサイドでやっていいのはコミットの直前に属性の内容が適切かチェックして適切でなければコミットさせないというチェック機能だけです。 ■属性関係のコマンド svn propdel (pdel, pd) 属性の削除。 svn propedit (pedit, pe) バージョン管理下の属性を編集する。 svn propget (pget, pg) 属性の値を出力する。 svn proplist (plist, pl) すべての属性を一覧表示する。 svn propset (pset, ps) ファイル、ディレクトリー、リビジョンの属性名を指定して値を設定する。 ■TortoiseSVNでの属性の設定方法 ファイル、ディレクトリを選択して右クリック ログ表示画面からリビジョンを選択して右クリック 以下の画面から属性の編集を行う。
by mima_ita
| 2012-10-04 23:53
| subversion
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