TFS2013 Expressを触った雑感
TFSとはTeam Foundation Serverの略であり、VSSの後継。
構成管理だけでなく、タスク管理や自動ビルド機能などのチームとして開発するのに利用する様々な機能が提供されている。 検証環境 ・VisualStudio2013 EXPRESS + TFS2013 EXPRESS ・VisaulStudio2008 Professional + TFS2013 EXPRESS ・Windows7で確認 雑感 ・Expressならただで実験できる。ただ、制限はとうぜんある。 ・クリーンな環境で最新のVisualStudioとSQLSERVERを入れるならインストールは楽。 ・タスク管理、バグ管理を行える。 チェックイン時にタスクと関連付けができるので、タスク駆動型を実現しやすい。 ・EXCELやMSPROJECTとの連携が行えるようだ ・構成管理にシェルブ、アンシェルブという機能が増えた。 (語源は「棚上げ」とかだとおもわれ) シェルブは実際のベースラインに影響を与えずに、変更をサーバーに格納できる。 格納した変更はアンシェルブにより取り出すことができる。これは別のユーザーが他人の この機能により、作業中のコードや不安定なコードをサーバーに保存できることになる。 レビューをしてから正式にチェックインを行うワークフローが構築できるだろう。 ・VSSと比較して分岐、マージなどの機能が強化されたように見える。 構成管理としてはVSSを遥かに凌駕する利便性があるように感じた。 ・自動ビルドの機能をサポートしている。 日時を指定してビルドや、チェックインをトリガーとしてのビルドが行える。 これは容易に継続的インテグレーションを実現できるだろう。 ・構成管理をGITでやれるようだ。 なので、マルチプラットフォームで構成管理ができそう。 ・ウェブブラウザでビルドの結果やタスクを確認できる (=VisualStudioがなくてもブラウザさえあれば、ある程度はその機能を使用できる) ・サーバーは当然Windowsでなければならない。 また、WindowsServerでなければ、全機能は使えない。 ・1世代前のVisualStudioから使おうとすると結構面倒くさい。 ・TFS2013 Expressは少人数なら使用できるが、息の長いプロジェクトでは使用しないほうがいいと感じた。 理由はTFS2013はSQLSERVER EXPRESS 2012 を用いて様々なデータを管理している。 このことはデータ量が10GBが上限になることを意味する。 TFSとSQLSERVERをそろえると20万円くらいはかかりそう。(減価償却の対象) http://www.microsoft.com/ja-jp/dev/2012/product/price/default.aspx http://www.microsoft.com/ja-jp/sqlserver/2012/howtobuy/ 参考: TFS Expressで始めるソース・コード管理
by mima_ita
| 2013-12-12 23:17
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